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再開するみたい。

本日、実質実験の中心人物といえる学芸員氏とお話しました。
いろいろ話したのですが、主にこれからのことについて。
近々実験は再開するとのこと。
早ければ来週あたりから始める感じ。
やり方の変更点についてもいろいろ聞いたのですが、作業予定含めそれらは追い追い書いてきたいと思います。


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『鉢ヶ崎1号窯』 改修作業始動

いよいよ 『鉢ヶ崎1号窯』 の改修作業に入りました。
まずは窯上部の取り外し作業。
本日は焚き口から燃焼室あたりまで。
まあ、とりあえず始めたって程度ですね。

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屋根の設置

本日は屋根を設置しました。
雪対策で外してた焚き口付近、一番下のほうの屋根をです。
それから、同じく雪対策で増やしていた柱を撤去しました。
窯を作る作業や実験の邪魔になりますので。
本日はそれだけ。

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訂正

■作業工程・訂正

前回同様、今回の実験の作業工程について書いていきたいと思います。
と、その前にこれまで書いてきたことの訂正と新たに見つかったデータについて書きたいと思います。

で、今回は訂正。
前回、そして今回の実験は炭窯を参考に、っていうか同様のカタチで珠洲古窯は作られていたという仮説のもと行われています。
それで、 "第1回焼成実験・感想反省” で参考にしている炭窯を作る技法を 『棚置き法』 と書きましたが、実際は 『木口置き法』 が正しいとのこと。
大まかに違いを言うと、 『木口置き法』 は窯型に木材を積み、それを燃やして乾燥させるのに対し、 『棚置き法』 では木で枠を作って天井を貼り、乾燥に火を入れるものの燃やす材木の量はかなり少ないカタチ。
ちなみに、珠洲近辺で見られる炭窯は 『木口置き法』 のものです。

具体的な作業工程でも書きますが、第2回の今回は、窯型は前回同様材木を積んで作りますが、前回の実験結果を踏まえ、ある程度壁の自然乾燥が進んだら中の材木は抜くことになる可能性が高いです。
これは、抜くことにより、より乾燥を進めるとともに、水蒸気対策という狙いからです。
そういう意味では、今回はある意味 『棚置き法』 にも近いカタチになるのかもしれません。

ただし、材木を抜くとういカタチは確定ではありません。
珠洲近辺で見られる炭窯が 『木口置き法』 であることから考えると、それに準じた技法であったと考えるほうが自然ですし、前回の失敗も、 『木口置き法』 的なやり方に問題があったわけではなく、自然乾燥の期間の短さ、窯の材質や形状、火を入れての乾燥時の温度管理などに問題があってとも考えられるわけで、再び中の物を燃やしてというやり方にトライするのも選択肢としてはないわけではないので。
ただ現時点では、一応抜く方法で行くという段取りで計画は進んでいますし、そうなる可能性が高いでしょう。


新データ

■作業工程・新データ

今回は、新たに見つかったデータについて。
それは↓の窯の一部と思われる欠片です。
これは新たに発掘されたものというわけではなく、発掘済みで未整理のものの中から見つかったとのこと。
以前は、発掘の際注目されていたのは陶片や窯の底部の形状などだったらしく、窯そのものがどういう形状でどう作られたかっていう観点では調べられていなかったようです。
そのため、これほどしっかりカタチの出ている欠片も注目されることなく未整理のままだったのでしょう。

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この欠片は、天井の一部だったのではないかと考えられますが、注目すべきなのはほぼ等間隔で並ぶ溝。
↓写真の赤い部分になりますが、1~2cmの溝が2cmくらいの間隔で並んでいます。
これは、おそらく竹か何かで補強の枠的なものを入れていたと考えられます。

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↓のように、この枠は壁材で巻き込まれており、乾燥後外されたわけではなく、乾燥のために火を入れた時か焼成時に焼けてなくなったものと考えられます。

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写真ではわかりづらいですが、↓の青い部分のように枠からはみ出した部分には枠とは違う筋が見られます。
これは、枠材の下に土台となる木か何かを積んだものがあった形跡のようです。

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このデータをもとに、今回は木の窯型の上に竹をのせていくことにしました。

ちなみに、この欠片は今回の実験のモデルである 『寺家クロバタケ3号窯』 から発掘されたものではありません。
これよりも横幅がずっと大きな窯跡から出土したものです。
よって、 『寺家クロバタケ3号窯』 でこのようなカタチがとられていたかどうかは不明だったりします。
というよりは、 『寺家クロバタケ3号窯』 ではこのようなカタチはとられていなかった可能性のほうが高いのではないかとのことです。
学芸員氏によると、初期の珠洲焼きの窯ではこういうカタチはとってなかった可能性が高いとのこと。
後に窯が大型化していく過程で窯の形状を維持するためにとられた技法なのではないかというのが彼の考えのようです。

とはいえ、珠洲焼きの歴史の中で、そういう技法を使って窯を作っていたことがあったのは事実ですし、まあ、今回は万全を期す意味でもこのやり方を採用します。
そういうカタチでのデータを取るのも有意義ですしね。


作業工程① 窯上部の取り外し

■作業工程① 窯上部の取り外し

窯の側面は残し、アーチ状になっている上部を取り外します。
昨年の実験後、一度崩落した上部を一応修復してはありますが、そのままでは昨年の二の舞になる恐れがありますので作り直します。
また、修復してあると言っても今回一度取り外して積み直すことを前提に直してますので、そのままでは実験できない状態でもありますので。

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作業工程② 窯型の作製

■作業工程② 窯型の作製

製材所で出る切端を積み上げ、窯の内壁の型に積み上げます。
これは前回も行った作業ですが、今回は積み直すカタチ。
前回積んだものを一旦取り出し、使えるものは再利用しながら再び窯型に積みます。

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作業工程③ 竹の設置

■作業工程③ 竹の設置

積み上げた材木の窯型の上に2cmくらいに割った竹を2cm間隔で渡します。
新たに見つかった窯の欠片のデータをもとに追加された作業です。
竹はそれのみで天井部を支えるものではなく、補助する程度のものです。

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作業工程④ 窯体の作製

■作業工程④ 窯体の作製

材木と竹で形作られた窯型に土を張って窯を作っていく作業です。
基本剥がした土を再利用するカタチになりますが、粘土、スサを若干プラスすることになると思います。
そして、下部は残してあるので、作業量は前回の半分以下になるのではないかと考えられます。

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作業工程⑤ 乾燥

■作業工程⑤ 乾燥

乾燥させます。
とは言っても、要はほっといて自然に乾燥するのを待つだけですから、何をするわけでもありませんが。
まあ、せいぜい叩き絞めを行うくらいでしょう。

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