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実験の失敗の要因についての考察③ 材質

失敗の原因? ②材質

窯形成に使った材料に問題があったのではないかということ。
今回使用した材料は、粘土、砂、スサを混ぜたもの。
粘土は廃業した瓦工場に残っていた焼成前の瓦を水で戻して使いました。
具体的には、これら使用した材料のチョイス、配合の割合に問題があったのではないかということ。

実際、焼き締め作業中にかなりの量の剥落が見られました↓

071213-01.jpg

071213-02.jpg

071213-03.jpg

熱により収縮し、亀裂が入り、剥落したのでしょう。
当然、剥落が多くなればなるほど壁も薄くなりますし、場所によってはかかる負荷が増大するわけで、そのため窯の崩落の一因になったのではないかと考えられます。

また、剥落した土の状態を見ての印象としても材質的に弱いのではないかという印象を受けました。
実験の打ち合わせの時に、わずかに発掘されている古窯の内壁であろうと考えられている発掘品を見せてもらったことがあります。
そのときのイメージとしては、それは陶器に近いものでした。

今回、剥落した土を見て思ったのは、まず脆いといこと。
かなりポロポロで、ホント弱そうでした。
もちろん今回は150℃くらいまでしか室内の温度は上がっていませんし、焼成作業により1000℃前後まで温度が上がった場合陶器に近いような状態になるのかもしれませんが、とりあえず今回はそんな印象を受けました。

そして、もう1つ感じたのは軽いということ。
発掘品も陶芸家の方によると、通常焼き物に使う粘土を焼いたものよりは少し軽いのではないかとのことでしたが、今回剥落した部位は異様に軽かった気がしました。
写真で手に持っている部位よりもっと乾燥が進んでいるカケラでは、まるで軽石のようなイメージ。

これらのことから感じるのは、かなり砂の割合が多すぎたのではないかということ。
単純に考えると、もっと粘土比率が高くて、焼き締め、焼成作業終了時には陶器のようにカッチカチになっているような配合にすべきなのではないかなんて思ったりします。

とはいえ、純粋な粘土では収縮の度合いが高すぎて割れが大きくなりすぎるとか。
そういう意味でも、配合と共に考えなければならないことは材料自体について。
もともと今回使用した砂は、陶芸家さんによると今回の実験にはやや不向きであるとのこと。
もっと収縮の少ない砂を探していたのですが、実験までには見付からず、まあ、妥協したカタチ。

今回の実験は炭焼きの窯を参考にしているのですが、炭焼きの窯では焼き土を使用しているとのこと。
それは収縮が少なく窯の材料に最適だかららしいです。
そういうことから考えても、材料のチョイスはかなり重要なことなのかもしれません。

材料で言えば、ちょっと気になっているのはスサについて。
スサは今回1~5cmくらいに裁断した藁を使用しました。
発掘品にもスサが入っている形跡が見られるため入れていますが、実際のところどういう目的、効果があって入れられているのか参加者の中でもイマイチ把握できておらず、ただ漠然と入れているカタチでした。
よってその配合量も適当ですし、作業した日によってまちまちだった気がします。
しかし、入れるからには、その目的を把握し、また、多くするのか少なくするのか一番いい配合量を考えなければなかったのではないかなんて思ったりもします。
まあ、今考えるとですけどね。

後、剥落した内壁の写真を見て思ったのは、2層に分けて壁を盛ったのはどうだったのかなということ。
これは材質とかってことからは外れるのかもしれませんが、乾燥の度合いの違う層をいくつも作るのは亀裂や剥落の原因になるのではないかと思うので。
参加者の数や作業できる日程が限られているため、ある程度層になってしまうのは仕方ないのですが、このへんもちょっと考えたほうがいいかもしれません?


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