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空焚きを振り返って④ 不安要素

今回は、空焚きに温度を上げれなかったことによる懸念というか不安に思っていることなどを書いてみたいと思います。

空焚きを振り返って② 温度の推移』 にのせた温度推移表の青字の部分、つまり、予定していたというか目標にしていたというか、そういう温度を見てもらえばわかりますが、先日の空焚きではできれば1000度以上の高温に1度上げてみたいと思っていました。
しかし、結局前述した通り乾燥が完了せず上げることができませんでした。
個人的にはせっかく窯の温度も上がっていることですし、もう2~3日ほど空焚きを延長できたらいいなとは思っていましたが、皆の都合もありますし、予定の日程で実験を終了した次第です。
まあ、仕方ないとは思っていますが、ちょっと残念でした。

その上で私が個人的に思ったことを適当に書いてみます。
あくまでも私が勝手に思っていることなので、大したことじゃないこともあるかもしれませんがご了承を。

●窯の焼き締めについて
高温で窯を焼き固めることができたなら、乾燥しただけの状態よりは窯の強度は上がると推察されるため、単純に強度強化を期待していました。
しかし、温度が上げられなかったことにより、その効果を期待することができなくなり、そのへんちょっと残念。
地面から染み出てくる水分に対しても、焼き締めたほうが影響が少なそうだと思ってましたし、そのへんも不安。

●温度上昇時の窯の状態について
温度が上がると窯がどういうふうに状態が変化するのか確かめたいと思っていました。
今回の我々の実験に近いような古窯復元の実験の場合、窯体が維持できず破損、崩落、焼成中止などになるのは、だいたい温度上昇時とのこと。
実際我々も昨年の第1回焼成実験では火が入ってから崩落しましたしね。
まあ、昨年の場合は温度上昇以前の問題でしたが(笑)。
そんなわけで、できれば今回1度高温に上げてそれに耐えうるかどうか確かめておきたかったのですが、結局本焚き時にぶっつけ本番みたいになっちゃいましたのは、正直最大の不安要素だったりも。

●窯の能力の見極めについて
前評判としては、窯の傾斜も緩く煙突もないこの形状では温度は上がらないという意見がかなり多かったりしました。
そこでできれば今回の空焚きで、本当に温度が上がらないのか、それとも上がるのか、上がるにしても上がりにくいものなのか、そんなことも確かめておきたかったですね。
本焚きでのスケジュールもそういうデータがあれば組みやすいですし、上がらないようであれば何らかの改良や工夫などが必要になるかもしれませんので。

●窯焚きのシュミレーションについて
実験の参加者には、陶芸家の方や珠洲焼研修生の方などもいますが、私を始め大半は素人です。
実験の指揮を執る学芸員氏も知識的なものは豊富でも、実際の窯焚きとなると未経験ですし、けっこう頼りない感じ(笑)。
特に、今回は木蓋法による焚き方だとか、戻し還元だとか、聞いててあまりよく分からない技法なんかもあったりして(私的にはですが…)、できれば1度シュミレーションしときたかったというのが正直なところ。
まあ、陶芸家の方の指示に従っておけばいいと言えばいいわけですが、陶芸家の方にしても今回のような窯を焚くのは初めてとのことですし、また、通常一般的な窯でも数度焚いてその窯のクセなどを把握していくものらしいですので、そういう意味でも1度シュミレーションしといたほうが良かったのではないかと思うのですが。

という感じで、いろいろ不安が残りました。
まあ、うまくいけばこの窯を何度か焚くことになるでしょうし、これらは初窯で試し、そのデータを以後につなげるということでいいのでしょうが、今度の本焚きで失敗した場合、実験の継続そのものが難しくなる可能性もないわけではないので、できればできるだけ不安要素は取り除いておきたかったですね。


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